ウェントワース女学院で起こる日々の出来事・・・
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Le Concert!


ザ・ロイヤル・スクール・オブ・ウェントワース・マグノリア楽団が
貴方に送る交響曲「春のティーパーティー」はいかがでしたか?



・・・フフ、なんてね。
少々大げさかな?



ただ寮長であるミス・モントルイユを筆頭に、第一寮マグノリアの寮生たち
皆の努力の甲斐あって、パーティーは大成功だったと言ってもいい。



彼女たちの献身的な気遣いは、きっと君に届いたんじゃないかな。



姉妹校であるエバーグリーンの生徒諸君も彼女たちの活躍を陰で
支えていたようで・・・そういった意味では、このオーケストラは
交響曲というより協奏曲を奏でていたのかもしれないね。



優秀な生徒達のおかげで、美味しいお茶やお菓子を楽しむことができたよ。
特に中庭に咲き誇る学園自慢の美しい花々はゲストの皆様方にも
気に入っていただけたんじゃないかな。



でも・・・そうだね。
半年か、一年か・・・
時間が経ったらきっとまたこの学園においで。



ジョージ・ゴードン・バイロンは言った。
「小川のせせらぎにも、草の葉のそよぎにも、耳を傾ければそこに音楽がある」



君が再びこの学園を訪れる頃、中庭の花々は枯れてしまっているかもしれない。



けれど、耳を傾けてごらん。



彼女達・・・学園に咲き誇る花々は溌剌と、あるいは凛として。
枯れることなく色彩と生命に満ち満ちた音色を奏でているはずだから。
16:00 (11・13ago)音楽教師 ジュール・ベランジェ・グランヴァル -
Frühlingsstimmen


君はヨハン・シュトラウス二世の「春の声」を知っているかな?



誰もが一度は耳にしたことがあるであろう、今なお燦然と輝く黄金のワルツ。



そのメロディーはあまりに流麗な旋律美
その華やかさは萌えいづる生命の息吹
その喜びは春の到来に沸く人々の喝采



七分にも満たないこの楽曲の中に、幾重にも咲き乱れる春の美しさが
織り込まれているんだ。



音楽とは偉大だね。



そうそう、この曲にはこんな逸話があるんだ。



ヨハン・シュトラウス二世とフランツ・リスト・・・
稀代の作曲家達がある晩餐会で戯れに連弾を興じた。
そんな中で即興で作られたのがこの「春の声」なんだ。



長い人生の中でのたった一晩、その出会いが後世に
悠久に語り継がれるであろうひとつのワルツを生んだ。



名曲は運命に導かれた二人の出会いの奇跡。



君が招かれたこのティーパーティー。
もしかしたから君もそんな奇跡を奏でるのかもしれないね。



たとえ歴史に残るような一大事にはならなくても、
君の人生を「春の声」のように彩る素敵な一日になるはずさ。



さぁ、心ゆくまで楽しんでおいで。



ザ・ロイヤル・スクール・オブ・ウェントワースへようこそ!
 
08:00 (11・13ago)音楽教師 ジュール・ベランジェ・グランヴァル -
スプリングソナタ



やぁ



今日もいい天気だねぇ。



ああ、勿論空いてるよ。
僕が暖めておいたからそれはもう
大変に座り心地がいいと思うよ?



あはは、いい表情をするなぁ。
うん、作曲意欲が湧いてくるようだよ。



でも…あれだねぇ…こうしてベンチに座って
学園を眺めているとさ…



ああ、もう春だなぁ…って感じがするよねぇ…



え?



いやぁ、違う違う。
体調はいたって良好だよ。



ん〜…わからない?
冬には無い、そこかしこに溢れる音の息吹をさ。



まぁ冬はその無さがいいんだけどね。
モノクロームから生まれる名曲というのもあるけれど…



春へと移ろう今みたいな時期は、花にも木々にも空にも…
陽射し一つにだって音が溢れてる。
刺激が多くて大変だよねぇ、今五感に突き刺さる全ての音
を一曲に起こそうとしたら…はは、僕の才能ではまとめ
きれないかな。
いやはや、ベートーヴェンやヘンデルは偉大だよね。



ん…?
じゃあその中で一番刺激のある一つに絞ったらどうかって?



そうだねぇ…もったいない気もするけれど…
じゃあ、それって一体なんだと思う?



何より音が大きくて
何より音が小さい
何より彩り豊かで
何より色が無い
何より複雑で
何より単純



ふふ、そうそうその表情その表情。
キミもなかなかいい音をだすじゃないか。



そう、答えは「人」だよ。



もうすぐこの学園では伝統のティーパーティーが
催されるけれど、こんな時期には特に多くの音色
が生まれる。



キミが気にしてるあの子も、随分と多くの音を
奏でてるよ?



はは、またキミから一つ音が生まれた。



うん、おかげでやる気がでてきたよ。
今日はなんだか楽器の手入れをする気が起きなくて
こんな所でぼーっとしていたんだけれど…



多くの音を感受できても、それを伝える手段が錆び付いて
いたんじゃ想いは届かないからね。



それじゃ、またね。
14:30 (11・13ago)音楽教師 ジュール・ベランジェ・グランヴァル -
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