ウェントワース女学院で起こる日々の出来事・・・
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朝の光。

道行く女生徒達。


お喋りをしながら、談笑しながらはしゃいで歩く人の群れの中で、
私はひとり、黒髪のウェーブを揺らしながらマイペースに歩いて行く。


「ミシュリーヌ!」

女生徒が一人、私の名前を呼んだ。

「あら。ヴィーナス。ごきげんよう。」

同級生の彼女は、チャーミングな笑顔で明るく話しかけた。
「今日もいい天気ね!」


ええ、そうね。本当にいい天気。

貴方はいつも元気で、お日様のようね。


「あら。ミシュリーヌこそ、夜空にしっとりと輝く、月のようだわ。
この年齢でその落ち着きぶりは、他にないと思うの」


あら。それは褒めているのかしら?
フフ。正反対ね、私達。



校門をくぐると、緑の葉が朝の香りを運んで来る。
教室までは、あと少し。

今日も素敵な一日をすごせるかしら。
07:05 (26ago)3年生 ミシュリーヌ・アガット・ラムール -
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